在来浴室のクリーニング 大阪市阿倍野区

昔の浴室ではごく普通にあったタイル貼の壁とカキ落とし天井の浴室です。最近のユニットバスを見慣れた方には珍しいと思います。

カキ落としと言われてもピンと来ないと思いますので、簡単にご説明します。モルタル(水と砂とセメントを混ぜたもの)に主に大理石を細かく粒状に砕いた寒水石と言う骨材を混ぜて練り合わせ、それを壁や天井に左官職人さんが塗り付けます。完全に固まる前に剣山のような道具で表面を削っていきます。そうすると表面がザラザラの仕上がりになります。

今回は特にこのカキ落としの天井のカビが気になるので綺麗にしてほしいとのご依頼でした。
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壁と天井の境目に多くカビが発生しています。
天井面にもカビが見られます。
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カビはほぼ取れました。
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窓から一番遠い場所の状態です。境目は特に多いです。
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こちらもほぼ除去出来ました。
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タイルの目地部分にもカビが見受けられます。
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こちらも綺麗になりました。
お客様から、綺麗になったと言って頂きとても喜んでおられました。そして、この状態を維持するのはどうしたら良いのかとご質問を頂きました。

こちらのお宅の浴室には窓は有るのですが、換気扇が有りませんでした。カビの予防として換気を行うのはとても有効なのですが、窓を開けただけの自然換気だけではどうしても窓より上の空気が入れ替わりにくく、換気が不十分になりがちです。天井に換気扇が有れば一番良いのですが、今から取り付けるのは大変です。なので、クリップでドアなどに挟めるような小さな扇風機でもよいので、天井に向けて風を送ってあげると浴室全体の空気が動くので、空気の淀みがちな壁と天井の境目の換気にも効果がありますとアドバイスさせていただきました。早速試してみるとおっしゃっておられました。
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