業務用エアコンクリーニング 電気工事の知識も必要です!

皆さんこんにちは、おそうじ本舗南港店の橋口です。

業務用エアコンのクリーニングには、ある程度の電気工事の知識が必要なのはご存知でしょうか。

今回、業務用エアコンクリーニングの現調に行ってきました。エアコンのメーカーや機種・種類の確認、設置の状況などを調査して、最後に分電盤の場所の確認を行いました。

良くある事なのですが、施設の担当の方に分電盤の場所をお聞きすると、電灯用の分電盤を案内されました。
多くの業務用エアコンの電気は 動力 を使用しています。壁のコンセントに来ている100Vや200Vの電気とは全く別の電気になりますので、分電盤も別に専用の盤になっています。

担当の方も何処にあるか分らないとの事なので、建物をいろいろ探し回りましたが発見できませんでした。そこで図面が無いかお聞きしたところ、竣工図があるとの事なので見せて頂きました。

電気設備図を確認して分電盤の場所が分かったので、ブレーカーの確認をしようとした所、16回路有るブレーカーすべてが空調機としか明記されておらず、どのブレーカーがどの部屋のエアコンのブレーカーか全くわからない状態でした。

すべてのエアコンを停止してクリーニングが出来れば問題ないのですが、今回クリーニング中のエアコン以外は使用できるようにしないといけないので、一回路ずつ行き先の確認作業を行いました。

この様に、エアコンクリーニングの技術だけでは対応できない事もあります。実際、動力と電灯の区別が分からない業者さんも普通にいます。

数年前に某電機メーカーの空調機研修を受けたのですが、空調機の取り付け工事の際は電気工事士の資格を求められますが、クリーニング時には必要ないそうです。しかしこれはグレーゾーンで、出来れば電気工事士の資格を持って対応してほしいと仰っていました。






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空調機専用の分電盤です。屋上にありました。
表示がすべて空調機になっていて、どの部屋か分からないので1か所ずつ確認して室名を記入していく作業を行います。

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クランプメーターと言う測定器で電流を測定しながら、どの部屋のエアコンか特定していきました。


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分電盤の中はこのようになっています。高い電流が流れているのでとても危険です。電気工事士の資格が無い方は絶対に触らないでください。
因みに、私は電気工事士の資格を持っています。
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